資格の取得
「体験活動」は、子どもたちにとって健全な成長のためにとても大切です。しかし、ケガや事故などのリスクを伴うものであることも事実です。ケガや事故を防ぐためには、指導者や保育者が経験だけでなく知識やスキルを身につけ事前に十分な対策をとることが重要です。
体験活動リーダースアカデミーでは、職務で子どもに関わる教職員、保育者、指導者、インストラクター、学生などを主な対象者に、救急法やリスクマネジメントなど、安全管理に関する資格を取得できる講座を多く提供しています。資格を取得、保有することで、指導者にとっては自身のスキルや知識を証明する手段となり、子どもたちを預ける保護者たちに向けて安全管理の徹底を示すための指標となります。また学生にとっては、履歴書への記入など就職活動にも大変有利となります。
子どもの救命救急法 国際資格
【EFR-CFC】
Emergency First Response
Care for Children
EFR = Emergency First Response は、180カ国以上で展開している世界最大のダイビング教育機関「PADI」の傘下で、救命救急法プログラムを専門に提供している民間企業です。カリキュラムの策定には国際蘇生法連絡委員会(ILCOR)のメンバーも加わっており、最新の医学根拠に基づいたプログラムを受講できます。日本においても、消防や日本赤十字に先駆けてAED講習を提供してきた実績があります。
EFR-CFC = Emergency First Response Care For Children プログラムでは、身体面と心理面の両面において子どもの特性に配慮した【一次ケア(CPR/AED)】ならびに、【二次ケア(生命にかかわらない傷病の応急処置)】について学べるよう構成されています。更に後半のシナリオトレーニングでは、傷病の【評価】つまり、直ちに救急車を呼ぶべきか、病院に連れて行くべきか、などについても”体験を通じて”学ぶことができ、受講者の皆様からは「知識だけでなく実践力や自信も得られた」とのご評価をいただいています。
この資格が取得できるのは
子どもの救命救急法
国際資格
(EFR-CFC)講座
— 資格取得までの流れ —
01 子どもの救命救急法 国際資格(EFR-CFC)
講座に参加する
02 講座内の認定試験を受ける
03 試験に合格後、認定証を申請する
04 後日郵送で認定証を受け取る
体験活動セイフティリーダー
【ASL】
Activity Safety Leader
体験的な活動を提供する全ての指導者・リーダーに必須の安全管理(リスクマネジメント)の基本を学んだことを認定します。
事故を未然に防ぐために有効なリスクマネジメントの基本手順を中心に、事故防止だけでなく教育効果も同時に高める対処法や、指導者の法的責任について学びます。
現在、自然体験活動・野外保育分野を中心に、教員養成大学や幼稚園・保育園、児童養護施設等でも導入が進められおり、ASL認定を取得していることが安全管理における共通言語としても期待されている資格です。
この資格が取得できるのは
子どもの事故予防
基礎講座
— 資格取得までの流れ —
01
子どもの事故予防基礎講座に
参加する
02 受講後、認定試験を受ける
03 認定試験に合格後する
04 後日郵送で認定証を受け取る
体験活動セイフティーマネージャー
【ASM】
Activity Safety Manager
活動現場の指導者やボランティアを束ねる立場にある主任やディレクター、あるいは事業全体の責任を負う代表者や主催者の方たちが、事故を未然に防ぐために実践で取り組むべきことがらについて学んだことを認定するEラーニングによる講座です。
一般リーダー向けの「子どもの事故予防基礎講座」で学んだリスクマネジメントの基本的な考え方をベースに、体験活動の事前から事後に至るまで、実務の中でリスク情報をどう収集し活用すればよいのかを中心に学びます。更に活動現場でリスク情報を速やかにスタッフ間で共有する体制を構築する方法についてもカリキュラムに含まれています。安全管理マニュアルの作成や見直しを行いたい方にとっては必須の内容と言えます。
多くの意思決定や日常業務に忙しい立場にある受講者が、隙間時間を使って無理なくこれらの知識を得られるよう、全ての内容をインターネットから学ぶことができるのも、この資格認定の大きな特徴の一つです。
この資格は体験活動セイフティーリーダー(ASL)を取得している方が対象となります 。
この資格が取得できるのは
子どもの事故予防
上級講座
— 資格取得までの流れ —
01 資格要件の指導年数(1年)、または
回数(5回)を経験する
02
子どもの事故予防基礎講座を
受講しASL認定証を取得する
03 ASLの有効期間内に子どもの事故予防上級講座を受講し認定試験に合格する
04 後日郵送でASM認定証を受け取る
危険生物対策アドバイザー
【DMA】
Dangerous-wildlife Measures Adviser
身近にたくさん存在する危険生物。生物学的な観点から事故原因を知る事で、より効果的な事故予防法を学び、また、応急処置別に危険生物の種類や見分け方を習得することができます。活動するフィールドのなかでどのように危険を回避するべきかを判断するヒントが得られます。
子どもたちのみならず指導する側の大人も含めて、危険生物から身を守るための知識と技術が網羅されたとても重要な資格です。資格を取得するには、危険生物対策講座①~④の4つ全ての受講が必須となります。
① ハチとその応急処置
② ヘビとその応急処置
③ その他の昆虫・動物とその応急処置
④ 植物とその応急処置
日本国内において、危険生物による死亡者数のワースト1位と2位であるハチとヘビ。彼らの驚くべき生態から導き出される効果的な予防法、そして「まさか」の時のための応急処置などについて、じっくり学べます。
さらに、山や里地、都市公園など、私たちの身近なところには、事故や怪我につながる危険性をはらんだ様々な動植物が生息しており、それらの中には命にかかわるものもあります。アウトドアで出会う可能性の高い危険生物たちを応急処置別に紹介・解説し、事故予防に役立てていただくことをねらいとしています。
この資格が取得できるのは
危険生物
対策講座
(※①~④講座すべて受講)
— 資格取得までの流れ —
01 危険生物対策講座①~④すべて受講する
02 認定試験(Eラーニング)を受ける
03 認定試験に合格する
04 後日郵送で認定証を受け取る